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春季県大会・2回戦

5月20日/長根球場

青森山田 102 212 2 =10

三沢商  000 000 1 =1 (7回コールド)

【山】三上―福原 (二)伊藤、齊藤、上崎

 地区予選まで背番号19、県大会から11番をつけた左腕三上世視滝(3年)が7回を完投、5安打1失点に抑える好投をみせた。1週間前の地区予選代表決定戦、浪岡戦では2安打完封。2試合連続の完投勝利で、大事な県大会初戦を飾った。

 昨年腰を痛めて1年を棒に振った三上が復活、さらに成長した姿を県大会で披露した。鋭い変化球に加え、伸びのあるストレートが威力を増した。この日の最速は132キロと決して速い方ではないが、切れが抜群。テンポよく相手打線を打ち取った。

 三上は「浪岡戦に比べて、球が浮くことが少なくてよかった」。腕の振りなど、さらにフォームを改良中で「ストレートはもっと速くなりそう。自信がついてきた」と明るい笑顔をみせた。

 打線は毎回の11安打で10得点。着々と加点し、三上を援護した。5番上崎彰吾一塁手(2年)が2安打3打点などクリーンアップで計7打点を挙げ、打線の中軸の役割を果たした。