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全国高校野球選手権青森大会・2回戦

7月15日/青森市営球場

青森山田 023 24 =11

浪  岡 000 00 =0 (5回コールド)

【山】平沼、斉藤勇、三上―福原 (本)阿部(三)阿部(二)平沼、赤平、福原、工藤

 打線が毎回の15安打と爆発。投手陣は3人のリレーで無安打無失点に抑え、守備は無失策。攻守に相手を圧倒し、順調なスタートを切った。

 4番阿部健大中堅手(3年)が本塁打、三塁打を含む3安打2打点。5番福原朱理捕手(3年)が二塁打を含む3安打1打点。また春は腰を痛めて離脱していた赤平竜太(2年)が3番・一塁手でフル出場、二塁打を含む2安打1打点で復調をアピールした。

 投手陣は1年生左腕の平沼海斗が先発に起用された。初回を3者凡退に仕留め、チームを流れに乗せた。2回は先頭に死球を与えたが、後を無難に抑えた。1年生らしからぬ投球センスとマウンド度胸を発揮、スタンドの注目を集めた。2回には自ら2点二塁打を放ち先制。打線にも勢いをつけた。

 阿部の本塁打は5本目。「調子がいい。4番が打つべきところで打たなくては」と主砲の役割を自覚。夏に向けて苦しいリハビリに励んできた赤平は「3年生には最後の夏。自分たち2年生が後押しできるよう全力で頑張る」と力を込めた。平沼は「いい緊張感で試合に入れた」と大物ぶりをみせた。