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秋季県大会・決勝

9月24日/はるか夢球場

弘前東   000 000 010 =1

青森山田  100 001 01X =3

【山】堀田、平沼―柴崎 (二)佐藤隼、白鳥、上崎、赤平

 1回裏の先制点が効果的だった。準決勝で公式戦初本塁打を放った佐藤隼太(2年)が1番に起用され、右二塁打で出塁。バントで三進後、3番赤平竜太(2年)が右前打を放ち、試合の主導権を握った。

 投手起用もズバリだった。公式戦初先発の右腕堀田賢慎(1年)が5イニングを無安打無失点。1死球を与えただけの見事な投球だ。これまでの最速137㌔、この日は同136㌔のストレートに威力があり、相手打線を抑え込んだ。6回から登板の左腕平沼海斗(1年)は4イニングを4安打1失点(自責は0)。1年生リレーで決勝を勝利に導いた。

 堀田は岩手・花巻出身。181㌢、64㌔の細身だが、今後鍛えれば球速も球威もアップしそう。今夏甲子園で登板経験のある平沼は相変わらずの安定した投球。2年生を含めて、兜森監督は「うちの投手陣は素質の高い投手がそろった」と頼もしい。

 2年連続8回目の優勝と4季連続県優勝を果たした。今度は2季連続甲子園に挑戦。10月の秋季東北大会に満を持して出陣する。